Shammer's Philosophy

My private adversaria

技術志向革命

今日現在自分が思っていることを少々。

一部、天才技術者と呼ばれる人たちがいる。そういう人たちとそうでない人の差は何か、と考えて、ひたすら技術を追い求めて、そうならんと勉強してきたが、最近は技術の勉強をし続けたところでそういう人の仲間になれるものでもない、というように思うようになってきた。いろいろな人から、技術を求めて勉強すればいいというものではない、と言われてきたが、自分の中でそれを受け入れられず、自分の信じる道を進んできた。でも、最近になって、自分の信じた道が間違いであると感じるようになってきた。

世の中には、様々な技術がある。しかし、すべてを把握することは到底無理。その道のスペシャリストが、その道のテストを受けて確実に満点を取れるか、というと、それはそうでもない。その技術を使いこなすのに必要なのは、その技術の数割程度だったりする。100%その技術を把握する必要はない。もちろん、0だと何もできないから、0では話にならない。しかし、60〜70程度把握できれば十分ではないか。それ以外の細かいところは、本当に必要になった際に確認すればいい。その技術に対して、ある程度のベースがあればそれも可能。ある程度のことをこなすことができて、わからない点は都度自力で調べられる域まで到達すれば、後は技術的な知識ではなく、問題に取り組む姿勢というか、技術者に限らない、人間としての能力でアウトプットが変わってくると思う。

これまでは、技術者なんだから、自分の売りも技術的な知識であるのが当然だと考えてあれこれやってきた。でもこれからは、技術的な知識ではなく、コミュニケーションやロジカルシンキング、問題解決力などのヒューマンスキルでアピールできるものを作っていきたい。すでに、そういう部分でも何か強みとしてアピールできるものがあるはずだと信じる。それを見つけて、自他共に認められるように強化していきたいと思う。