Shammer's Philosophy

My private adversaria

Emacs + CLISP + SLIME

Clozure CL を使っていたが、ちょっといろいろとあって別のLisp処理系に移行することに。やっぱり、GNUで統一したいのでCLISPをチョイス。
Emacs 上で動作させるため、SLIME(The Superior Lisp Interaction Mode for Emacs)も合わせてインストールすることに。


まず、最初にCLISPインストールのため、MacPortsをインストール。インストーラや手順は、The MacPorts Project -- Download & Installationに記載されている。MacPortsをインストールすると、いろいろなオープンソースを簡単にインストールできたりする。なお、インストール過程で大概コンパイルが発生するので、sudoで実行しないとエラーになるかも。このMacPortsをインストール後、


port -d install %APP_NAME%


とかしてやれば、目的のアプリを簡単にインストールできる。また、port -d search %APP_NAME% で、アプリケーションを探すこともできる。
今回の場合は、まずはclispをインストールするので、


port -d install clisp


とする。結構時間がかかって無事終了。(ちなみに、試していないがport -d clean %APP_NAME%でアンインストールできるっぽい)
次に、SLIMEの入手。これは、Emacs上でLispを動作させるためのプラグインのようなもの。ダウンロードは、SLIME: The Superior Lisp Interaction Mode for Emacsを参考に、


cvs -d :pserver:anonymous:anonymous@common-lisp.net:/project/slime/cvsroot co slime


を実行。久々にSubversionでなく、CVSをみた気がする。SLIMEは結構古いソフトっぽいな。
最後に、.emacs に以下の内容を追加。

(setq inferior-lisp-program "/opt/local/bin/clisp")
(add-to-list 'load-path "slime"); ダウンロードしたSLIMEディレクトリ
(require 'slime)
(slime-setup)

Emacsを再起動して、M-x slime と実行すると、Emacs上でCLISPが起動する。
なお、Emacs起動後に Ctrl-x 2 を実行してからSLIMEを起動すれば、上段にLISPのソースを開き、下段にSLIMEを起動してCLISPのプロンプトを表示させる、というようなこともできる。これでかなりLispの作業がやりやすくなるはず。<参考サイト>
http://www.macports.org/install.php
http://d.hatena.ne.jp/qnzm/20080925/1222292076
http://common-lisp.net/project/slime/