WindowsServerをルーターにする
Windows Server をルーターにする手順がわかったのでメモ。
確認したバージョンは Windows Server 2003 R2だが、おそらく2008とかでも基本は同じはず。
まず、条件としては、2つのNICがあること、それぞれ固定IPが割り当てられていること。
2つのNICは、外部公開(接続)用、内部用という用途で、当然だが外部公開用はインターネットに
接続できる必要がある。
最初に、役割の追加でルーティングとリモートアクセスを有効にする。
そうすると、管理ツールから「ルーティングとリモートアクセス」というGUIの設定ツールを
利用可能になるので、それを使用して設定を行う。
設定第一弾は、静的ルートの追加。以下のようにする。というか、こうしてうまくいった、という例です・・・
- インターフェイスは、外部側のNICを指定。
- 宛先は、外部のIPアドレスの最初のセグメントだけを合わせて、他を0にする。たとえば、10.10.10.10というアドレスだとすると、10.0.0.0になる。
- ネットワークマスクは、255.0.0.0
- ゲートウェイは、外部NICのゲートウェイを指定
次にIGMPの構成。
そして、NATの構成。
- 外部向けNICを、「インターネットに接続されたパブリックインターフェイス」にし、「このインターフェイスでNATを有効にする」にチェック。
- 内部向けNICを、「プライベートネットワークに接続されたプライベートインターフェイス」にする
ここまでやった後で、必要に応じてDHCPの構成でDNSサーバやルータ(ゲートウェイ)の設定をしてやればうまくいくはず。
うまくいかない場合、クライアント側から、
- ルーティング設定をした内部向けのNICのIP
- ルーティング設定をした外部向けのNICのIP
- ルーティング設定をした外部向けのNICのデフォルトゲートウェイ
という順番にPINGして、どこまで通信できているか確認するのがよさそう。
一度動作させることができれば、それぞれの設定の意味がわかるから見通し立てやすいけれど、
やったことないとわかりにくいかもしれない。。。