Shammer's Philosophy

My private adversaria

大統領就任演説

メディアも報道しているが、まさに歴史的な日だったと思う。演説を聴いて感じたのはこれまで皆正しいと思いながらもできなかったことに言及していたなと言うこと。人によっては、どうせ何も変わらないよと思うだろうけれど、何か変えようと思って小さいことながらも何かやり続けている人には響くものがありそうな、そんな内容だった、と思う。
オバマ氏本人が演説の中で涙ぐむ瞬間があった。初の黒人大統領というだけあって、過去いろいろあったのかもしれない。涙ぐんだのは、演説をした近くのレストランに昔は入ることができなかったけれども、今はこうしてここに立っている、ということを語った時だった。これまで、というか特にブッシュがひどかったわけだけれども、それを反省するというかそういう印象もある。アメリカが引っ張っていくんだ!という感じはだいぶ弱く、進もうとしている道がひどく険しいということを自覚しているような、その道の困難さを感じながら話している印象だった。ここがだいぶ違う。今までは「俺たちはアメリカだ!」みたいなものがあったが、そういうものがない。個人的にはものすごく期待してしまうが・・・大変だろうなぁ。