Shammer's Philosophy

My private adversaria

雇用不安定な状況はいつまで続くのだろう

世の中経済の見通しが立たない状態で突然の解雇が相次ぎ問題になっている一方で、各種求人サイトを見ると求人が0になっているわけでもない。
でも大半は首都圏の仕事というのが問題なのかもしれない。人が多いところにはそれだけ仕事も需要がある。
アリストテレスは、人間は社会的動物と言ったが、やはり人間は群れていないと生きていくのが難しいのかも。
あるいは、群れていないと生きていくのが難しい世の中にしてしまっただけなのかもしれない。


日本では、人が集まっているのは関東、中京、神戸大阪辺りだと思う。
海があり、平野部であるというのが共通点だろうか。やっぱり山岳部とかに比べれば住みやすそうな印象はある。
住みやすいところに人は集まる。誰もが住みやすいところに住みたいと思うのが自然だから。
そうすると、そこには必然的に仕事が生まれる。仕事がさらに人を呼んで・・・と人が集まるスパイラルが起こる。
そうでない地域には逆のスパイラルが起きてしまう。この差はどうにかならないものだろうか。
インターネットも発達したし、都会でなくても情報交換は困らない。情報交換だけで成り立つビジネスがあれば、
人が少ない地域で起業することも考えられるが、そういうのは完全な情報ビジネス以外だとなさそうな気もする。
何かあれば人と人が問題を解決しなければならないこともたくさんあるし。。。
やっぱり難しいなぁ。人が集まるところで生まれたお金がうまく地方に回れば・・・
これをやったのが田中角栄だったと思うが、その仕組みも今ではもう崩壊寸前という感じもする。
道路でない、別の何かでそれをやらなければならなくなりつつあると思うが、それ以外に何も見つけられないのが実情なのかも。
うーむ・・・これ以上は政治家の人の仕事だな。役割分担は重要だが、今の政治家の実情を見るとこの役割分担の考え方が
政治への無関心を生みこの状況を作り出したとも言えなくもない。


これからどうなっていくのだろうか。
民主党が耳障りのいい法案を出していたが、いつものことながら財源はどうするのか不明。
あの法案をすべて実現するとして、そのお金はどこから出てくるのだろう・・・
聞こえはいいが財源不明でできないとわかっている政策を打ち出す、それをパフォーマンスと言わずに何というのか。
結局通ることがない(財源的に実現不可能な)法案を出して、それをできないと与党が言えば民主党は与党が自分たちの法案成立を妨げたと騒ぐ。
全く馬鹿げているとしか言えない。わがままを聞いてもらえないでダダこねる子供と同じだ。
二大政党といわれる二番目の政党がこんな子供じみたことばかりしていて本当将来は不安になる。
民主党に投票する大半の人は民主党がいいと思っているわけでなく、自公アレルギーで民主党しかないと考えている人と思うが。
誰が出した政策であろうと、それが本当に国民のためになるか、実現したとしてそのためにどれだけの増税が必要になるか、
その増税額の結果まで考えて本当にやるべきなのかどうかを真剣に審議してほしい。
先の民主党案は聞こえはいいけれども、財源を考えると実現は不可能だと思う。


なんでこんな風になってしまうのだろう・・・