Shammer's Philosophy

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Debian(wheezy)で Xen を使って VM を動かす

背景

以下の記事で、wheezy を Xen の Domain-0 として動作させるための準備を進めてきた。

これらの内容の続きとして、wheezy 上で VM を作成して動作させるまでを整理する。

VM 作成手順

簡単に説明すると、xen-tools をインストール、VM の設定作成のためのコマンド実行、VM を動作させるコマンド実行、という流れになる。

  1. apt-get install xen-tools
  2. /etc/xen-tools/xen-tools.conf を編集する
    • # passwd = 1 のコメント解除(VM 作成時に root のパスワードを手動設定可能にする)
    • # lvm = vg0 のコメント解除(VM イメージを作成するボリュームは決まっているので決め打ちにする)
    • size = 4Gb を size = 16Gb(VM イメージの HDD サイズを変更)
    • memory = 128Mb を memory = 512Mb(VM の使用メモリを変更)
    • swap = 128Mb を swap = 1Gb(VM の swap 領域を変更)
  3. xen-create-image --hostname=TestVMHostName --vcpus=1 --bridge xenbr1 --ip ***.***.***.*** --netmask 255.255.255.0 --gateway ***.***.***.*** --pygrub --dist=wheezy

xen-tools.conf で指定しなくても、xen-create-image のオプションとして付与すればいい設定もあるが、毎回同じにするならxen-tools.conf に定義するほうがタイプ数が少なくて済む。dist は lenny や squeeze も選択できるようだ。squeeze がいいかもしれない。これをやると、VM のイメージが vg0 以下に作成され、設定情報が /etc/xen/TestVMHostName.cfg(hostname + .cfg というファイル) として保存される。

VM の起動

xm create $CFG_FILE という感じで起動する。起動直後にコンソール接続するには -c オプションを付与すればいい。-c なしで起動した場合は、xm console $VM_NAME で接続できる。稼働中の VM の $VM_NAME は xm list で確認できる。