bridge を利用する
最終構成について
昨日の記事
Linux(Debian wheezy) で VLAN を利用する - Shammerism
でVLAN の設定をやってみたが、最終的な目標は
- NIC 2枚挿しで Debian をインストール
- 片方の NIC は管理用ネットワークに接続、もう一方の NIC は検証用ネットワークへ接続
- Xen のホストとして構成し、それぞれの VM も管理用ネットワークと検証用ネットワークへ接続
という構成にすること。
問題点
当然、NIC は 2 つなので、 Xen のホストになる Debian が NIC を専有することになってしまう。しかし、最終的には複数の VM をこのホスト上で動作させ、それぞれの VM も管理用、検証用のネットワークにつなぎたい。解決策は、
- eth0:0 とかいうような形で一つの NIC に複数の IP を割り当てる
- bridge を使用する
前者の方法をとると、VM の数だけ eth0:0 というようなインターフェースを定義しないといけない。これはちょっと厳しい。これに大して、bridge を使用する場合は管理用ネットワークブリッジを一つ作成すれば、VM がいくつになろうとそのブリッジへつなげばよい。いわば、仮想の巨大(接続ポート数無限の)スイッチを作るイメージ。圧倒的に後者の bridge を使用する方が管理は楽だと思う。一度作成してしまえば、VM がいくつになろうと関係ない。eth0:0 という形で作成すると VM の数ごとにこれが増えることになる。これは避けたい。
作成方法
コマンドラインによる方法
- apt-get install bridge-utils(Maybe already installed. If not installed, next command would be failed.)
- brctl addbr $ManagementBridgeName
- brctl addif $ManagementBridgeName $ManagementInterface
実際の例はこんな感じだ。(eth1 が管理用ネットワークに接続している NIC とする)
# brctl addbr xenbr1 # brctl addif xenbr1 eth1 # brctl show
/etc/network/interfaces に定義する方法
以下のように記載する。(eth1 が管理用ネットワークに接続している NIC とする)
# # This is a management xenbrige configurations. # auto eth1 iface eth1 inet manual auto xenbr1 iface xenbr1 inet static bridge_ports eth1 address 10.0.0.1 netmask 255.0.0.0 network 10.0.0.0 broadcast 10.0.0.255 gateway 10.255.255.254 dns-nameservers ***.***.***.*** ***.***.***.*** dns-search ***.com
bridge_ports は、このブリッジには eth1 が接続している、ということ。ここまでやって再起動し、通信に問題がなければ次のステップへいける。後日、VLAN につながる bridge の定義をまとめたい。